焦らずに使ってみてください。

私はシジュウムが身近な人の花粉症やアレルギー性皮膚炎を抑えることを目のあたりにして、なぜ効くのだろうと大きな興味をもち、研究を始めました。

民間薬や漢方薬は、私たちの計り知れない不思議な効力を持つことがあり、驚かされることがしばしばあります。それは多分、これらが、人間が本来持つからだの恒常性を維持するすばらしいシステムに対して作用するためではないかと考えられます。漢方薬の場合は、体質や病気の部位、進行状況などから判断して、何種類もの生薬を組み合わせなければならなという難しさがありますが、民間薬は通常単独で用いられます。日本では胃腸が悪いときにはゲンノショウコウやセンブリを民間薬として対処療法的に利用してきました。

シジュウムは南米原産の民間薬ですが、その不思議な薬効成分は何なのか、研究者として大変興味を惹かれました。 研究を進めるに従い、シジュウムに含まれるタンニンが

マスト細胞からのヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質の遊離を抑えることが分かってきました。また動物に起こさせた急性炎症や亜急性炎症も強く抑制することも明らかになってきました。シジュウムを使うと、その初期に症状が一時悪化し、その後急速に改善する場合があります。これは漢方でいう「めんげん」という症状にあたります。このことからシジュウムはアレルギー性炎症を抑えるというだけでなく、人が本来もつすばらしい体のシステムである免疫系・神経系・ホルモン系などにも影響を与えていることが推察されました。そこでシジュウムについて臨床例をもつ医師、アレルギー抑制機構を調べている生化学者、有効成分を調べる生薬科学者による研究チームを組織し、1997年以来、厚生省から研究補助金を得て研究を進めました。その結果、シジュウムはやはり化学伝達物質を抑制するだけでなく、人の免疫システムなどに働きかけて体のバランスをとる作用をしていることが分かりつつあります。「めんげん」のような症状を、その為に起こるのでしょう。シジュウムにはタンニン以外にも多くの未知の成分がすくまれており、多くの 未知の成分が含まれており、多くの成分が総合的に体に働いていると推定されます。ドイツ、フランスなどヨーロッパ諸国では、風邪をひいたときにはカモミールのお茶を飲むなど、ハーブを用いた伝統的な植物療法がさかんに行われています。また近年では、イチョウの葉のエキス製剤など東洋の植物製剤も多く使われております。最近では緑茶も健康茶として大変な人気があります。現在、わが国では漢方薬以外の植物製剤を医薬品として使用するのは難しく、全て食品扱いになっています。健康食品としてお店に並んでいるものの中には、長い歴史の評価を受けていない怪しい危険物も少なくありません。その中でシジュウムはその薬効が科学的に説明される数少ない民間薬の一つと言ってもいいでしょう。「薬」とい字は草を楽しむと書きます。シジュウムをはじめとする薬用植物について、よく知り、親しみ、正しい知識を持ち、症状の軽い場合は、薬を楽しむ心の余裕を持って使用していただきたいと願っています。

 

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シジュウムのOS