シジュウムって何?

G157103-1.jpgシジュウムとは植物学上フトモモ科サイジュウム属に分類される植物で、樹木の高さは人の背丈ほど、ゴルフボール大の実のなる、子供の手のひらほどの葉をつける植物です。南米等の熱帯地方を原産国とする植物で、現地では伝承的に痒み止め等の皮膚薬、胃腸薬として用いられてきました。しかしシジュウムもグアバの系統になりjますが、その種類は数百種にも及び、ウコンもショウガ科に含まれるように、一般的に言われているグアバとは異なるとされています。植物は同じ種であっても、その生育環境、長い年月の中で様々に異なってきます。ここで研究されている植物を私たちはシジュウムとして取り上げています。

なぜシジュウムが研究されたのか

そもそもシジュウムを日本に持ち込んだのはOS工業(株)の前社長濱田氏でした。当時本人が糖尿病であることから南米に行った際、糖尿病に効果があると言われて持って帰ってきたのが「シジュウムの葉」でした。それを最初煎じて飲んでいたのですが、糖尿病には全く効果がない。「やはり現地人は信用できない」との思いで、山のようにもって帰ってきたシジュウムを周りの知り合に「何かに使ってください」と言いながら無料で配っていると、「娘のアトピーが治った」「花粉症がよくなった」などの声が聞かれまた。当時息子さんが会社に勤めながら、酷いアトピー性皮膚炎で苦しんでおり、仕事にならないほど。それを入浴剤とお茶で試したところ、徐々に肌の痒みが治まり、なんとなく良さそうな感じでした。しかしこの会社は高分子化学を得意とする会社で、当時の社長は物事に対して疑い深く「鰯の頭も信心からではダメだ。理論的に証明されないと信用できない」とのことから、その葉をたまたま息子の出身大学である日本大学薬学部に相談に行くこととなった。このとき紹介されたのが生薬教室北中進先生である。当時先生に会っても話は聞いてくれるのですが、葉を先生に渡してから3ヶ月ほど連絡もなく、「やはりこのような話を持ち込む人は多いいのだろう。いちいちそのたびに研究をしていたら、いくら時間があってもやり切れず、シジュウムも手がつけられないのだろう」と諦めていたとき、 突然北中先生より電話が濱田氏にあった。内容は「凄い植物です。直ぐに来て話を聞いて欲しい」とのことでした。濱田氏たちは当然諦めかけていたときの話。何がなんだか分からず、研究室を訪問した。 それがシジュウムの研究の始まりでした。

北中先生も自分自身の体験から研究が始まりました。

北中先生がシジュウムを研究するきっかけとなったのは北中先生自身が皮膚病で困っていたところから始まりました。北中先生によると「私がアトピー性皮膚炎と診断されたわけではありませんが、指先が荒れて水泡が出来て、酷いときには皮膚が割れて鉛筆も持てないこともありました。大学病院を始め著名な病院にいくつも行きましたが、たいていの場合強いステロイド系の軟膏を出されました。たいていの場合ステロイド系の薬は塗って暫くは劇的に効きましたが、そのうち効かなくなり、症状は一向に良くなりませんでした。そんなときにシジュウムを紹介されました。 沢山の民間治療が流布しておりますが、中には誇大に宣伝されているものもあり、シジュウムについても最初は半信半疑でした。

とにかく「自分で試してみよう」と当時は症状もかなり酷い状態でしたので、シジュウムをお茶として飲み始めました。飲み始めてから1週間程すると、自分でも気づかないうちに手の症状が著しく改善されたのです。私もこれをきっかけに、アレルギーに対するシジュウムの作用を研究し始めました。

 

北中 進 博士

日本大学薬学部教授

1949年生まれ

日本生薬学会評議委員

日本薬学会会員

日本免疫学会会員

 

 

リンク

シジュウムのOS