免疫システムの働き方

まず外部からの侵入者である抗原に立ち向かうのがマクロファージという細胞です。マクロファージは体のどこにいても門番のように外部からの侵入者を見張っています。マクロファージは細胞・ウイルス・寄生虫などの異物が入ると何でも食べる細胞なので、「貪食細胞」、「大食細胞」と言われます。しかしマクロファージでは手に負えないときにその情報を免疫システムの中心であるT細胞に伝えます。T細胞にはヘルパーT細胞(Th細胞)、サプレッサー細胞、キラー細胞などに分かれますが、免疫システムでの中心はTh細胞です。Th細胞にはさらに「Th1細胞」と「Th2細胞」に別れます。B細胞に抗体を作る指令を出すのはTh2細胞のほうです。Th1細胞はマクロファージを助けたり、T細胞を増やす働きがあります。Th1細胞とTh2細胞は、お互いに過度に働き過ぎないようにチェックしあっています。したがってこのTh1細胞とTh2細胞のバランスは非常に大事なのです。キラーT細胞はマクロファージからの情報を受けると癌細胞やウイルスに対して独自に攻撃を仕掛ける細胞です。Th細胞に伝わった情報はB細胞に伝えられ、B細胞は抗体を作ります。B細胞はその情報を記憶することができ、一旦作った抗体については、次に必要になったときに直ぐに作ることが出来ます。免疫システムがっこまで働くには3〜4日かかります。この抗体が抗原に取り付き捕まえて無力化します。いわゆる「抗原抗体反応」です。抗体はタンパク質からできているので、「免疫グロブリン」と呼ばれています。この一つが,よくアレルギーの説明で出てくるIgE抗体というものです。免疫システムは抗原(異物)が入ってくると、マクロファージ→T細胞→B細胞→抗体(IgEなど)の順番に働き、抗原を排除します。