昔からあったアレルギー

「アレルギー」とは20世紀になってから作られた言葉です。1906年、オーストリア生まれの小児科医のピルケという人がギリシャ語の「奇妙な、変わった」と言う意味の「アロス」と言う言葉と「働き・反応」を意味する「エルゴン」と言う言葉を組み合わせて「アレルギー」と言う言葉を作りました。しかしアレルギー自体は昔からあったようで、日本でも「水戸黄門諸国漫遊記」に、喘息で苦しむ人たちを南天の葉で治療するところがあります。しかし最近特にアレルギー疾患を持つ患者が激増しており、「何らかのアレルギーを持つ人」がほぼ人口の3分の1にも達しているという驚くべき事実が分かりました。これはアレルギーが環境の変化や生活の変化に大きく関わっているということを意味するものです。今のところアレルギーについてはこれで絶対に治るという治療法は見つかっておりません。しかしなるべく副作用が少なくて効果のある方法を工夫することが今後も大切なことです。そして無用な不安を抱かず、油断せずに、アレルギーに向き合うことが大事です。