なぜシジュウムが研究されたのか

そもそもシジュウムを日本に持ち込んだのはOS工業(株)の前社長濱田氏でした。当時本人が糖尿病であることから南米に行った際、糖尿病に効果があると言われて持って帰ってきたのが「シジュウムの葉」でした。それを最初煎じて飲んでいたのですが、糖尿病には全く効果がない。「やはり現地人は信用できない」との思いで、山のようにもって帰ってきたシジュウムを周りの知り合に「何かに使ってください」と言いながら無料で配っていると、「娘のアトピーが治った」「花粉症がよくなった」などの声が聞かれまた。当時息子さんが会社に勤めながら、酷いアトピー性皮膚炎で苦しんでおり、仕事にならないほど。それを入浴剤とお茶で試したところ、徐々に肌の痒みが治まり、なんとなく良さそうな感じでした。しかしこの会社は高分子化学を得意とする会社で、当時の社長は物事に対して疑い深く「鰯の頭も信心からではダメだ。理論的に証明されないと信用できない」とのことから、その葉をたまたま息子の出身大学である日本大学薬学部に相談に行くこととなった。このとき紹介されたのが生薬教室北中進先生である。当時先生に会っても話は聞いてくれるのですが、葉を先生に渡してから3ヶ月ほど連絡もなく、「やはりこのような話を持ち込む人は多いいのだろう。いちいちそのたびに研究をしていたら、いくら時間があってもやり切れず、シジュウムも手がつけられないのだろう」と諦めていたとき、 突然北中先生より電話が濱田氏にあった。内容は「凄い植物です。直ぐに来て話を聞いて欲しい」とのことでした。濱田氏たちは当然諦めかけていたときの話。何がなんだか分からず、研究室を訪問した。 それがシジュウムの研究の始まりでした。